本日はちょっと専門的なお話を。
先日新作を描き終えましたが、早いものでアニマルシリーズのイラストも、109作品になりました。
初期の頃に描いていた作品から比べると、かなり表現手法が変わってきていることに、自分でもビックリすることがあります。
私が描いているアニマルシリーズは、全て
illustratorというソフトを使って描いています。
illustrator10で欠き続けて、もう5年くらいはなるでしょうか。
illustratorと言われても普通は「何?」と思うでしょう。
一般の方はソフトを使うとしても、
Wordや
Excel等が一般的で、どんなソフトか解らないと思います。
グラフィックデザインやDTP等に関わっている方は必須ソフトですし、
パソコンで絵を描かれる方は「使ったこと無いけど知っている」という方も多いと思います。
どんなソフトか例えて言うと、真っ白な紙の上にペンで点を付け、次の点を付けると、その間に線が引かれるのです。
その動作を繰り返すことで、自由に図形を作ることが出来るのです。
特徴的なのは、一度引いた線を後から自由に変形できることです。
もちろん色も自由に着けれますし、線の色や
グラデーションも可能です。
慣れるまではとっつきにくいソフトかも知れませんが、慣れるとこれほど自由で、後から修正ができる便利なソフトはありません。
しかし、illustratorで描いたイラストはどうしても、堅く冷たいイメージになりがちです。
私も最初は「illustratorで描くのだから仕方がない」と半ば言い分けじみた感じで描いていました。
でも、これだけ多機能なソフトなのだから、いろいろやってみるとアナログっぽく表現できるかも知れないと思い、様々な機能を試しながら作品を描いてきました。
私の作品を、ずっと見続けている方は(少ないと思うけど 笑)その変化等に気づいておられると思います。
一見すると滑らかなグラデーションや、
エアブラシのように見える霧なども、実は点と線で作った図形にぼかし機能等を駆使して表現しているのです。
簡単に言うと様々な図形の組み合わせで、私のイラストは出来ています。
ですから「イラストを描く」というよりは、「イラストを組み立てる」という表現の方が合っているかも知れませんね。
ちなみに新作の「夢咲き卯月」の画面を載せてみます。

青やら
ピンクやらの線が沢山見えると思いますが、これが図形の形を表しています。
その図形に色を付け、時には色を重ねたり、ぼかしたり、様々な機能を使い表現しているのです。
桜の部分はさすがに図形が密集しているのが解ると思います。桜の花びら一つ一つの図形の集まりですから、当然これだけ密集したデータになるのです。
デジタルでアナログらしさを。
ここ数年、ずっと求め続けているテーマです。
でも、やはり本物のアナログには及びません。
しかし、アナログっぽいデジタルという、私独自の世界観が出来ている気もします。
まだまだ、いろんな手法が有るはずです。
そう思って、ふと思い立ったことを試してみました。
鉛筆のような線画で色を付けてみようと思ったのです。
まずは鉛筆のような筆跡のデータを作り、それで適当に絵を描きます。
お遊びで娘の似顔絵を描いてみました。

どうですか?線画っぽく見えませんか?
さらにベタの色の部分にムラを出すために、色の濃淡を表現します。

ちょっとアナログ感が増した感じがしませんか?
さらに、色の部分ににじみ効果を出すために、ぼかし設定を加えます。

さらにアナログ感が増した感じがしませんか?
こんな感じでアナログっぽいデジタルが出来てきます。
ちなみに図形の状態を見てみるとこんな感じです。

全て点と線で出来ているので、後から拡大縮小、移動、修正がいくらでも可能です。
これがこのillustratorの最大の強みで、私にとっては魅力でもあります。
興味の無い人には退屈な話だったかも知れませんね(^^;)
まぁ、こんな感じで毎回イラストを描いているのです。
今後は娘の似顔絵のような、落書き的な作品もアップしていくのも面白いかも知れませんね。
落書きしている余裕があれば・・・・の話ですけど(笑)
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:58| 奈良

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