2008年04月26日

聖火リレーとチベット問題

今やトラブルの火種となっている「聖火リレー」が、ついに長野にもやってきましたね。
当初から物凄い騒ぎになることが予想されていましたが、やはりトラブルが続出したようですね。
しかし、あれだけの人数の割には、怪我人だけで済んだのは良かったと思います。

今回の聖火リレー。
皆さんはどんな気持ちで見ていましたか?
人それぞれ考え方があり、複雑な気持ちで見ていたと思います。

私は正直、「こんな聖火リレーなんかやる必要は無い」と思いました。
何のための聖火リレーなんでしょうか?
中国の威厳を守るための聖火リレーではありません。
正直、沿道を埋め尽くした、あの真っ赤な国旗を見て、「ここは日本じゃない!」と思いましたね。

政治とスポーツは切り離して考えるべき。という意見もうなずけます。
しかし、オリンピックを散々利用しているのは、当の中国政府です。
自分たちの都合に合わせて、政治利用していて、都合が悪くなると批判するのは、あまりにも身勝手ですね。

テレビを見ていた人の中には「何もこんなところでFree Tibetって叫ばなくても」と思った人もいると思います。
しかし、チベットの現状を少しでも訴えたい、少しでもテレビを通して自分たちの気持ちを伝えたい。そんな人たちが大勢集まっていたと思います。

今回のチベット問題を取り巻く状況は、有る意味、平和ぼけしていて寝ていた、日本人の心を目覚めさせたのではないでしょうか。
日頃、おとなしくデモ活動などしない人々が、今回は自主的に集まり、真剣にチベットの自由を、チベット人の人権を訴えています。
組織や団体活動でデモ活動しているのとは、全く趣が違います。

テレビを見ていると、聖火リレーへの妨害ばかりが報道されています。
確かに卵を投げ込んだり、聖火リレーに近づこうとして逮捕された人もいました。
しかし、それを全て「聖火リレーの妨害」として報道するのはいかがなものか?
と、大いに疑問を感じずにはいられません。
台湾在住のチベット人2世の方が、フリーチベットを叫びながら、列の先頭に飛び出してきて、取り押さえられ逮捕されました。
この方は聖火を妨害しようとしたのでしょうか?
チベットの現状を少しでも訴えたいという気持ちで、何とかカメラにおさまるために、列の先頭に跳び出したのだと思います。

この行動そのものを肯定するつもりはありません。
ただ、単に「聖火リレー妨害」と一言で片付けて欲しくないと、私は思いました。
そして、メディアの報道にも憤りを感じずにはいられませんでした。
編集されたテレビの報道を見る限り、逮捕者は全てチベット支援者。被害者は中国人サポーター。みたいな構図になっています。
そして「大きなトラブルもなく、無事終了しました。」と、報道しているのです。
確かに怪我人で済んだことを思えば「無事終了」と言えるでしょう。
しかし、そこには報道されない真実が、沢山眠っています。

今回のデモには、大勢の日本人が自主的に参加していました。
その人々の多くは、ネットを通じて集まってきたと思われます。
私もmixiでフリーチベットのコミュニティに登録しているのですが、そこで大勢の人が今回の長野の聖火リレーデモへ参加しています。
そして、報道されていない真実を、涙ながらに語っています。
文面からも悔しさと虚しさが伝わってきました。

中国人サポーターの乱暴を、見て見ぬふりする警察。
日本人は逮捕するが、中国人の暴行には目をつぶる警察。
そしてゴール付近では、チベット支援者の人々は、一ヶ所に集められ警察に取り囲まれた状態で、身動き出来なかったと書かれていました。
もちろん聖火リレーも見えないし、フリーチベットと叫んでも声は届かない。
聞いているのは目の前にいる警察だけ。

この文面を読んで、ようやく謎が解けました。
「ゴール付近は中国国旗で埋め尽くされた」と、ネットニュースで見た記憶があったからです。
その時は、それだけ中国人サポーターが多かったのだと、思っていましたが、事実はこれだったのですね。
トラブルをさけるために、チベット支援者を隔離していたのです。
本当に情けなくなりますね。
ここは日本じゃないのか!?って言いたくなります。

テレビでは報道されない真実。
これからはネットがその真実を語る時代なのかも知れません。
日本のテレビ局は一部を除いては、極力中国に不利にならないような編集ばかりをしています。
今回の聖火リレーでも、それは大いに証明されました。
そして日本政府も中国の言いなりです。
このままでは、本当に「今のチベットは明日の日本」です。
中国・日本省となる日も遠くないかも知れません。

私たち国民が、真剣に明日の日本を考えた時、声を大にして立ち上がらなくてはいけないのだと思います。
今、チベット人は「私たちはチベット人だ。中国人では無い。」と必死に戦っています。
私たち日本人はどうでしょうか?
対岸の火事と見ていいのでしょうか?
本当の人権。本当の自由を考えた時、フリーチベットを叫ぶのと、目先の事を気にして黙認するのと、どちらが本当の正義でしょうか?

聖火リレーは終わりましたが、オリンピックに向けて、これからもフリーチベットの声は大きくなっていくでしょう。
私も一人の日本人として、平和を願う人類の一人として、この問題から目を反らさずに行きたいと思います。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:58| 奈良 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 私の思うこと
この記事へのコメント
>中国人サポーターの乱暴を、見て見ぬふりする警察。日本人は逮捕するが、中国人の暴行には目をつぶる警察。
そしてゴール付近では、チベット支援者の人々は、一ヶ所に集められ警察に取り囲まれた状態で、身動き出来なかったと書かれていました。<

私の知人も、長野に行ったのですが、全く警察がどちらの国の警察なのかと疑ってしまうと嘆いていました。それだけ、すでに日本の中枢に中国の手が伸びているということで、着々と日本侵略の段階は進みつつあるのです。
islandさんのお書きになったものをお読みになった皆さんは、必ず誰かにこの事実を伝えて、自分達の平和な日本をこれからも守ってゆくために、力を尽くすことをして欲しいと思います。

私は長野へ行けなかったので、「エプロンデモ」に参加しました。女性が中心となり、いまやすっかり忘れ去られ、うやむやになってしまった中国の毒餃子事件への抗議デモです。日本人の生命と財産を守れない今の福田内閣は即刻解散すべきでしょう。そして、福田氏も毒餃子をお召し上がりになれば、と言いたくなります。
Posted by 春眠 at 2008年04月28日 11:24
春眠さん、コメントいつもありがとうございます。
しかし長野の聖火リレーは酷過ぎましたね。
テレビで報道された内容と、後からネットでアップされている一般の方が撮った映像は、明らかに違います。
いかに都合の悪い部分を排除して、報道されているかが良く解ります。

今回の中国の国旗作戦は、今まで平和ぼけしていた日本人に、少なからずとも恐怖心を覚えさせたのではないでしょうか。
誰が見ても怖いですよね。ここは日本じゃないのか?って思うでしょう。
ある意味、侵略された日本をイメージさせたのではないでしょうか。
私も含め、今まで気づかなかった日本人が気づいたことは、これからの日本にとってはプラスになったと思います。
「フリーチベット」と叫んでいますが、結果的にはチベットの方々に助けて頂いているのかも知れませんね。

エプロンデモというのもあるのですね。
毒ギョウザ問題も、決して忘れてはいけない大問題です。
福田内閣は即刻解散して欲しいです。
そして外交問題でもしっかりと日本の意志を発言できる人に総理になってもらいたいですね。
Posted by island at 2008年04月29日 01:41
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