2008年04月10日

ダライ・ラマの言葉

ダライ・ラマさんが日本を訪れましたね。
正確には訪れたと言うよりは、アメリカへの乗り継ぎの為に立ち寄ったという表現が正しいのですが、何分この時期の訪問ですから、注目を集めました。

私も夜のニュースで、初めてダライ・ラマさんを見た(今まではチベット問題でVTRで出てくる程度)のですが、普通の優しそうな僧侶さん・・・って感じでしたね。
チベット仏教界の最高指導者という肩書きからすると、とてつもなくお偉いお方のようなイメージですが、インタビューでは時折冗談交じりで話す、本当にごくごく普通の僧侶さんでした。
何故こんな人が「悪魔」なのですか?
中国政府の発言には、本当に耳を疑う言葉ばかりです。

ニュースでは5分程度の短い映像でしたが、YouTubeで全映像を見て、本当にダライ・ラマさんが凄い人なのだと感じました。
5分程度の映像からは残念ながらそれは感じ取ることができませんでした。
全映像では、当所「日本にはアメリカに行くための乗り継ぎで立ち寄りました。ですから私から申し上げることは特にございません。」と発言していました。
しかし、今のこの現状から「皆様の方が何かご質問がおありかと思いますので、ご質問にお答えします。」と、質疑応答が始まりました。

質問は当然、チベット問題に絡むオリンピックや、現在行われている聖火リレーの事などに集中しました。
普通の人ならここぞとばかりに、中国政府の批判をし、少しでも自分たちの味方を増やそうと発言するハズです。
しかし、ダライ・ラマさんは、あくまでも中国政府の批判を避け、非暴力を訴えていました。
中国政府が私を悪魔呼ばわりすることも自由。それを黙れと言う権利は誰にも無い。とまで発言しているのです。

全世界がダライ・ラマの発言に注目する中、当の中国政府は相変わらずダライ・ラマを誹謗中傷しています。
そして相変わらず情報操作をし、国民に対して中国にとって有利となる映像ばかりを流しています。
こうして作られていった情報は、いずれ矛盾が矛盾を呼び、アチコチで綻びが出てきて最後には修復不可能な状態に陥ってしまいます。
中国国民もそれに気づき始めているのではないでしょうか?

聖火リレーの妨害に関しては、ダライ・ラマの発言通り決して暴力で訴えてはいけません。
ですから、聖火リレーを奪おうとしたり、消そうとしたりする行為は許し難い行為です。
しかし、それを利用して「中国はこんな嫌がらせを受けた。それでも聖火を守ってリレーを行った。」という趣旨の報道だけを流し、根本に有るチベット問題を出さないのは、本当に卑怯なやり方だと思います。

中国政府も中国国民もオリンピックを成功させたい気持ちは解ります。
それはどの国でも同じ事です。
であれば尚更、このチベット問題は避けては通れない問題なのです。
もはや中国国内の問題で片付けられないほど、全世界に問題は飛び火しています。
中国が本当に意味で国際社会に認められる絶好のチャンスだと思うのですが、中国政府はそうは考えていないのでしょうね。

サンフランシスコでは急きょリレーコースを変えて、ひっそりと聖火リレーが行われました。
ここまで来ると、もう聖火リレーの意味すら無くなっている気がします。
何のために聖火リレーを行うのでしょうか?
26日には長野でも聖火リレーが行われます。
すでに幾つかの団体が抗議活動を行うための申請を行っているようです。
日本で行われる聖火リレーは、聖火リレーを妨害することなく、チベット問題への抗議をしっかり出せる内容にしてほしいと思います。

ダライ・ラマも「暴力は絶対にいけない。しかし、私たちは声をあげることは自由だ。」と言っています。
決して暴力行為に訴えず、「チベットに自由を」を全世界に向けて発信したいですね。
posted by island(ふくはらしゅんじ) at 23:55| 奈良 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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